毒婦

毒婦の日記

某頂き女子を見て。

先週SNSはこのニュースで持ちきりだった。

所謂パパ活をして、その方法のHow to 本をネットで売って、詐欺で捕まった?

普段ニュースも見ず、彼女に関する記事に目を通したこともない、SNSでニュースをチラ見する程度の私のこのニュースへの知識はこれくらいだ。実際に何をしたのかイマイチわからないけど、パパ活関連で捕まった人。

 

被害者の男性がウン千万彼女に注ぎ込んで、それが詐欺だと。

被害者にたいする同情はあまり見ないけれど、このウン千万でりりちゃんを買った被害者の事を読んでいて私は我が夫のことを思ったのだ。

 

この被害者男性に同情が集まらないのは、これは側から見ても所謂典型的なパパ活案件で、被害者男性がその関係を否定し「恋人関係にあった」と関係を定義していても、それが一般的な見方とは異なるからだ。

でも我が夫と私は同い年の恋愛結婚。恋人関係を経て夫婦になり約10年。家族同士で何度も会っており、彼の職場の人間も私を彼の妻と認識する。

夫婦である。

だけど私はこのりりちゃんより、もっと酷い手口でこの夫から時間と金を騙し取っているのではないかと気が付いた。

 

この場合、りりちゃんのケースとは違い、我が夫に同情が集まるのだ。

そして私は毒婦。

 

私は夫が生理的に受け付けない。

恋愛期間数年を経て結婚し、数年はよかった。が、夫婦が子供をつくらないした時から、私は夫に触れる必要性を全く感じなくなった。

家族としてよいパートナーだと思うけど、ベタベタ触れ合いたいとは微塵にも思わない。夫はというととにかくベタベタするのが好きで、私はこれが気持ち悪くて仕方ない。

でもそんな事を言うわけにもいかないから、のらりくらりと交わし、これが生きる最大のストレスだ。

 

この本音を夫は知らず、専業主婦の私を養い、私の願いを聞き、私の機嫌をとり、僅かな望みに賭けて毎日働いているのだ。

彼にとってラッキーな事があったとしても、妻の本音は彼の望むものとは全く違い、妻は妻を役割だとした考えておらず、ラッキーの最中妻は心の中で風俗嬢のように「さっさと挿れろよ、触んな気持ち割ぃ」と毒付いているのです。

 

もちろん、彼はそんな事を一生知らないまま過ごすのでしょう。

そう思うと、私が彼から摂取するのは生涯を通して数千万では済みません。

 

私は彼から性欲がなくなれば、むしろ私からラッキーな行いをしてあげたいとさえ思います。それ程性欲に関して嫌気がさしているだけで、彼のことは大好きで、大切な家族だと思います。

 

だから、彼にこの気持ちを打ち明けるつもりはないし、別れるつもりもありません。

それは私の自己中心的な意図、考えからで、もし私が彼を母のように愛するなら、今すぐに離婚して彼の前から消えるべきでしょう。

 

だけど私は彼の母親ではないから、摂取し続ける。

悪人にもなれないから、こうして彼に申し訳ないなぁと今日も少し自分の性格の悪さに落ち込む。